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1973年


昭和48年 中学3年。
毎日毎日昼休みには、仲のいい友人と、外の鉄棒で、飽きもせず遊んでいた。
ある日、ちょっとハナイキの荒いクラスメートと、腕相撲をすることになり、結果、クラスで一番強いことがわかり、尊敬される。

文化祭で、クラスから人を出して、芝居をするという、そのメンバーに選ばれてしまう。
逃げられず、主役になったが、声が出ないとおこられっぱなしで、結局、声が出ないし、しどろもどろ。

また、美術の授業で、デッサンのモデルに、そいつらから推薦されてしまって、上半身はだかでモデルになる。
その時の、みんなの視線を、今でもまざまざと思い出す。
ただでさえ、人見知りで、人前に出ることもままならないのに、みんなに、凝視されている状態。
ただならない量の「わき汗」が滴り落ち、それを驚いて見ている視線。
・・・その日以来、わき汗が、怖くなった。

科内クラブで、美術部に入ったが、ほとんどが油彩画選び、男3人だけが、別室でデッサンやることになった。
先生がほとんど見に来ないし、新米の頼りない女教師だったのをいいことに、さぼりまくった。
「反抗期」ってやつだったか。
結局、一枚も出来上がることはなかった。
部長にもさせられていたが、なにも仕事をしなかった。
そのため、卒業アルバムに、美術部だけ写真が載っていない。。。

 

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