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1977年


昭和52年
第一志望には入れず、落ち込む。
5,6カ所受験したと思うが、学部は、何でも良かった。
貧乏人の行ってはいけない(というイメージの)大学に入る。
たまたま(受験日程の関係で)法学部法律学科。
もう一つの合格校も、なぜか法学部。
入ってみると、貧乏人に優しい大学であった。
奨学金が充実していた。
お金持ちが、関係者に多いからだろう。
うちの収入の場合、授業料半額免除になり、育英会の奨学金も借りて、何とかやって行けた。
スーパーや、家庭教師のバイトの収入もあったし。
しかし、やはり、肩身の狭い思いを、常に抱いていた。
特に、付属からあがって来た人は、洗練されていて、いかにも「〜ボウイ」に見えた。
腑抜け状態のまま、淡々と、満員電車で押しつぶされつつ、通学していた。
サークルにも入らず、独特のお洒落な華やかな雰囲気にも、全く馴染めなかった。
美術関連のサークルも、気になって見に行ったこともあったが、ドアから中に入る勇気がなかった。
合コンに、2回混ぜてもらったことがあったが、萎縮して固まっていただけで、何ごとも無く終わる。。。

 

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