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2004年


東京で唯一、入院して鍼灸治療を行っている病院を見つけ、なんとか一時的に転院の許可を得る。

そんな状況の最中、父が、倒れ、入院。
父にもかなりの心労があったのだろうと思う。
2ヶ月半後、誤嚥性肺炎にかかり、亡くなる。90歳。
・・・kojiの写生帳
その翌日、母の転院。
父の死を悲しんでいる余裕もなく、様々なことをこなす。

自分で調べて手に入れた、「醒脳開竅法(セイノウカイキョウホウ)」という、鍼による意識回復法を実践していただく。
しだいに、薄く目を開けられるようになる。
話に、うなづくような仕草がみられる。
4ヶ月の鍼治療で、手を握って、と言うと、軽く握り返してくれるようにまでなった。

前の病院へ戻った。
ずうっと居ていいと言われていたのが、早く転院してくれと、言われる。
「鍼」治療で、意識が改善したという事実が、「最先端」の大学病院にとっては、許されなかったのだと思われる。

 

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