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Liquitex Art Prize 2012 − Concept

日本画出身の影響か、絵の具自体の美しさに、心惹かれます。
最小限の色数で平面を構成してみました。
2色で、シンプルで根源的な「関係」を表現できれば、と発想しました。
支持体は、スチレンペーパー(非常に目の細かい白色発泡スチロール板)。
絵の具の色彩を「生」のまま見せるには、最良の素材だと思っています。
描画法も、刷毛によるストロークという簡便なやり方です。

たとえば、AとB。
どちらか片方のみでは、均質で平坦。
それは、「無」に等しいとも言える。
そこに、偶然に接触する機会がおとずれ、交流交感がなされれば、何かが、生まれる。
あらゆるものの、「根源」。

 

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